2017年03月02日

3月になると思い出す、震災のこと

3月になると、少し前からみると明るくて、寒くても春はもうそこまで来ているような陽気になりました。
ただ、どうしても思い出してしまうのが6年前の東日本大震災です。

3.11の震災が起きたとき、私は仙台の中心街のビルでパートの仕事をしていました。
ただごとでない揺れに、机の下に隠れて揺れの収まるのを待っていましたが、すごく長い時間に感じられました。
全員の無事を確認してから解散となりましたが、公共交通機関はすべて止まっていますので、歩いて帰宅しました。

私の住んでいたマンションは無事でした。
家の中では洗濯機が倒れて、冷蔵庫が少し動いて、本棚や食器などの家具から中身が飛び出しましたが、特に大きな被害はありませんでした。
マンション内に、同じく子どもがいない夫婦二人くらしの人がいらしたので、お互いに心配したり、物を貸し合ったりしました。
また、私の妹の家族も仙台に住んでいたので、何かと協力しあいました。
そういう意味では、私はまだ恵まれていました。

震災後だいぶ経ってから、インターネットを通じてMさんと知り合いました。
Mさんも仙台で子どもがいない夫婦二人くらしです。
Mさんは震災時、ご主人は仕事が休めずに出かけたままで、近所に知り合いもなく、ひとりぼっちで寂しかったそうです。
Mさんの住んでいるマンションで、ママ友同士が協力しあっていたのがとても羨ましかったそうです。
相手が子連れでは、子どものいない主婦は交ぜてもらうにも躊躇してしまいます。
実家は遠いですし、ガソリンが手に入らなかったので、車で出かけることもできません。
仙台に、子どもがいない夫婦二人くらしの友だちがほしいと、そのときから強く思ったそうです。

震災のような非常時など、いざというときに本当に頼りになるのは、やはり近くの友だちです。
震災を体験したことで、私もそのことを改めて感じました。

3月になると思い出す、震災のこと





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